1.1. 扁桃炎 咽頭炎 喉頭炎 声帯炎

声に関する症状 1-1

扁桃へんとう炎・咽頭いんとう炎・喉頭こうとう炎・声帯せいたい

 風邪をひいた時の腫れとして良く聞かれるのがこれらの症状です。発症する部位によって名前が変わるだけだと思っていて問題ないです。
 風邪をひいた時に「のどれる」と言いますが、『喉/のど』と言っても各部位によって位置は様々です。ボイトレの時にもこの「喉」の各パーツの位置と役割が分かっている必要がありますので、風邪をひいた時にでも是非把握するように努めてください。
 風邪をひいた時に口を開いてすぐ確認できるのは「扁桃腺へんとうせん」であり、これは「口蓋垂こうがいすい/のどちんこ」の両側に広がっている部分です。「咽頭いんとう」は一番広い範囲を指す言葉で、のどちんこがくっ付いている「軟口蓋なんこうがい」から軟骨でできているパーツの「喉頭こうとう/のどぼとけ」の下部までを意味します。その「喉頭」の内側で「声帯」が守られている形となり、音声はここから発せられます。風邪での診断名は炎症がどこで起こっているかを示していて、他にも喉頭上部で飲食物を食道に流し込む役割を持つ「喉頭蓋こうとうがい」が腫れれば「喉頭蓋炎」となります。炎症箇所が声帯に近ければ近いほど、せきたんが出たりと発声に直接的な影響を及ぼすことになります。風邪の状態で発声を続けてもいいことは無いので軽症のうちに病院で治しましょう。

声帯付近の器官の名称

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