3.2. 感音性難聴4つ

2. 耳に関する症状

2. 感音性難聴4つ

(1) 突発性とっぱつせい難聴

 感音性難聴のひとつ。片耳の難聴症状、耳がふさがる・水が入った感じ/耳閉感、耳鳴り、圧迫感、響いてエコーがかかった感じ、などの症状が突然現れます。ウイルスやストレスによる内耳の障害と考えられているそうです。

(2) 低音障害型ていおんしょうがいがた感音難聴

 感音性難聴のひとつ。低音域に限って聞き取りづらかったり、耳閉感、響いた感じが見られる症状です。睡眠不足・慢性的な疲れ・風邪などが原因で、主に若年層に多く見られる症状です。実際に生徒さんにもいて「低音域の音量的な聞こえづらさ・聴こえてくる音程感の変化」がありました。

(3) メニエール病

 回転性のめまいをはじめ、耳鳴りや耳閉感、低音域から始まる感音性難聴、内リンパ腔が腫れる「内リンパ水腫」が見られます。睡眠不足・慢性的な疲れ・ストレスなどがきっかけで起こるとされます。
 実際に生徒さんでもいましたし、僕もメニエール病予備軍になったことがあります。僕の場合、めまいは立ち上がった時のふらつきや、横になった時に発生する「良性発作性頭位りょうせいほっさせいとういめまい症」の形で現れました。耳の方は、圧迫感と、やはり低音域の聴こえ方に変化があり、ピアノを弾くと左手を弾き間違えたのかと思うくらい音程感が下がったり揺れがある感じでした。自律神経が乱れていたのもあったので、原因はそこだと見通しを付けて自律神経を整えることに徹した結果、症状も治まりその後は発症していません。

(4) 騒音性そうおんせい難聴

 感音性難聴のひとつ。大音量を長時間聴いていると、音を伝える役割の「有毛細胞ゆうもうさいぼう」が破壊され、主に高音域が聴こえづらくなる症状です。有毛細胞は損傷すると元に戻らないため、回復が難しい症状です。パチンコ店やイヤホン・ヘッドホンでの爆音が原因で近年増えています。

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